検出ゾーンとライン

このページを最後まで進めると、カメラは庭の中だけを見て、道路を通り過ぎる人は気にしなくなります。さらに「帰宅」と「外出」を見分けられるようになります。エリアを 1 つ描くのは誤報を減らす最も効果的な手で、しきい値を何度も調整するよりたいてい効きます。

はじめる前に

「検出ゾーン」とラインは Pro 機能です。Pro ライセンスが必要です。カメラは有効になっている必要があります——エディタは現在の映像を下地に使うため、無効なカメラはスナップショットがなくボタンを押せません。入口:カメラ管理 → 対象のカメラ → カードの「検出ゾーン」。

1. まずゾーンの種類を選ぶ

同じエディタの中に 4 種類のゾーンがあり、働きはまったく違います。種類を間違えると、どう調整しても思いどおりになりません。

種類何をするかどんなときに使うか
イベントゾーン対象が入ると「エリア侵入」「滞留」「速度超過」イベントが発火します「庭に人が入ったら知らせてほしい」とき
検出ゾーンゾーン内に入った対象だけを数え、外にいる対象は最初から見ませんカメラに道路まで写り込んでいて、自宅の庭だけを見たいとき
無視ゾーンゾーン内の対象は破棄され、イベントは一切出ませんよく揺れる木や、ずっと映っているテレビが画面にあるとき
転倒無視エリアエリア内では転倒を通知しませんが、人の検出も顔認識もこれまでどおり動きますソファのように、人が横になって休む場所

複数を描いたときの優先順位

検出ゾーンが複数あるときは和集合になります(どれか 1 つに入っていれば対象)。検出ゾーンと無視ゾーンが両方あるときは無視ゾーンが優先です——無視ゾーンで破棄された対象は、検出ゾーンでは戻せません。

2. エリアを描く

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    エディタを開く

    場所:カメラ管理 → 対象のカメラ →「検出ゾーン」を押します。 成功の目安:そのカメラの現在の映像が表示され、その下に「既存のゾーン」の一覧が並びます。

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    映像の上にポリゴンを描く

    操作:映像をクリックして頂点を 1 つずつ置きます(3 点以上)。Enter か「描画を完了」で確定、ダブルクリックか始点をクリックしても閉じられます。置き間違えたら Backspace で 1 点取り消し、右クリックで頂点を削除、ドラッグで微調整できます。画面全体を対象にしたいときは手で描かず「画面全体」を押します。 成功の目安:頂点数が 3 以上になると形が固定され、表示が「ロック中 · 頂点をドラッグで微調整」に変わります。

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    名前と種類を決める

    操作:「名前」に見分けのつく名前(例:玄関)を入れ、「ゾーンの種類」は前の表を見て選びます。

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    対象の種類を限定する(任意)

    操作:「対象の種類を限定」で「人物」/「車両」/「動物」にチェックを入れます。何も選ばなければすべての種類が対象です。 使い方:庭の検出ゾーンで「人物」だけを選んでおけば、猫が通っても発火しません。

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    保存する

    操作:「作成」を押します。 成功の目安:「既存のゾーン」の一覧に現れます。すぐに反映され、再起動は不要です

解像度を変えてもずれません

頂点の座標は正規化して保存されるため、メインストリームでもサブストリームでも、カメラの解像度を変えてもそのまま使えます。描き直す必要はありません。

3. 本当に調整する価値のある 3 つの項目

  • inertia(Nフレーム継続で進入とみなす) —— 大きくするほど、一瞬だけ映った対象は数えられなくなり、誤発火が減ります。無視ゾーンでは逆向きに効きます:対象が連続 N フレーム外側にいて初めて無視が解除され、境界付近で行き来したときの取りこぼしを防ぎます。
  • 最小検出信頼度 —— 高くするほど、確信度の高い対象だけがこのゾーンの判定に参加します。ただし無視ゾーンはこの値を見ません:確信が低い対象ほど無視すべきなので、スコアの下限は設けていません。
  • 無視判定方式 —— 「足元」(既定)は人の足がゾーンに入ったときだけ無視し、外に立っていて検出枠の端だけが掛かっている対象は無視しません。「重なり」は枠がゾーンに触れただけで無視する強い設定で、「玄関に近づいた人は通知しない」に向きますが、外に立っている手前の対象まで巻き込むことがあります。

4. 長くとどまったときだけ通知する(滞留)

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    イベントゾーンを作る

    操作:前の手順でエリアを描き、種類は「イベントゾーン」を選びます。

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    とどまる秒数を入れる

    操作:「この秒数とどまったら通知(0=通知しない)」に秒数を入れます。0 なら通知しません。 成功の目安:その時間だけエリア内にとどまると「滞留」イベントが 1 件届きます。

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    「知っている人は通知しない」をオンにする

    理由:家族は毎日玄関先で少し立ち止まるため、これを使わないと通知はすぐ読まれなくなります。人物ライブラリに登録済みで、その場で判別できた人は発火しません。知らない人には通常どおり通知します

リビング全体を対象にしたいとき

「リビングに人がとどまったら」のような画面全体の判定なら、「画面全体」を押すだけで済みます。壁ぎわを 1 点ずつクリックする必要はありません。

5. ラインを引いて、帰宅と外出を見分ける

ラインは検出ゾーンとは無関係で、別に設定します。判定するのは「中にいるかどうか」ではなく、「どちら向きにこの線を越えたか」です。

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    ラインの設定へ移る

    場所:同じページの「出入り方向検知(ライン)」。

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    線を引いて向きを決める

    操作:映像を 2 回クリックして端点 A・B を置きます。緑の矢印が正方向で、向きが逆なら「方向を反転」を押します。端点はドラッグで微調整できます。

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    2 つの向きに名前を付ける

    操作:「名称」に「玄関」、「正方向の名称」に「帰宅」、「逆方向の名称」に「外出」と入れます。「起点側」/「終点側」は既定で「外」と「内」です。 成功の目安:下の行が「正方向:外 → 内」と表示されます。

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    対象タイプを選ぶ

    操作:既定は「人」です。玄関の出入りは人だけを見ると、車や電動バイクの大きな検出枠による誤発火を避けられます。ガレージなどでは「車両」を選びます。

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    保存して確かめる

    操作:保存したら、線を越えて歩き、また戻ってきます。 成功の目安:イベントセンターに向きが逆の 2 件が並び、詳細の「方向」にそれぞれ入力した名前が表示されます。

「横切り時に物体検知通知を抑制」はルールとセットで

これをオンにすると、このラインを越えた対象は方向の通知だけになり、「人がいます」という通知は別途送られません。前提として、このラインの方向通知ルールを先に作っておく必要があります——作っていないと、その対象については通知が一切来なくなります。まず〈オートメーション〉でルールを作り、それからこのスイッチをオンにしてください。

6. よくある質問

  • エリアを描いたのに道路の人が通知される —— まず種類が「イベントゾーン」ではなく「検出ゾーン」になっているか確認します。次に「対象の種類を限定」で、ほかの種類だけにチェックが入っていて「人物」が外れていないか見てください。
  • 木の影や照明で誤報が続く —— その部分を無視ゾーンで覆います。判定方式はまず既定の「足元」で試し、それでも漏れるなら「重なり」に変えます。
  • ソファで寝転んでテレビを見ていると転倒と通知される —— ソファを「転倒無視エリア」で覆います。ベッドで使うときは注意:ベッドと壁の隙間に落ちると下半身が隠れ、まだベッドの上だと判定されて通知されないことがあります。
  • エリアを変えたら再起動が必要? —— 不要です。保存すればすぐ反映されます。
  • 「検出ゾーン」が開けない —— カメラが無効になっている(エディタは映像を下地に使います)か、Pro ライセンスが有効になっていません。

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